2024.11 konst × duckfeet アップサイクルのご案内@北海道 東川町

 
" 私たちは、新しい表現の探求中に
「身近な創作の美しさ」を度々思い出します。
  
それは、クリエイターが夢中になる時間、
楽しい時間の中に存在します " 
 
- konst 須長壇 渡部忠 -
  
 
duckfeet, konst
 

 

ベジタブルタンニン鞣しによる天然皮革を使った duckfeet は、自然素材ゆえに、製造の過程でわずかな革のや縫製の歪みなどがでることがあります。こうした傷や揺れ、歪みといったものは、ものづくりの過程で必ず生じるものです。

状態によっては販売に至らず、使い手に届かぬままにいき場を失うものもあります。

売れなくなった在庫の多くは、履いて歩き続けることのできる靴でした。こうした状況に、「つくること」と「使うこと」、「ものの価値」について私たちはあらためて考える機会をいただきました。

正規品とは異なるものの、じゅうぶんにある価値をどんな方法でお伝えできるだろうと考えているさなか、ご縁のなかから、新たな取り組みがはじまりました。

 

 

それぞれの得意と笑顔をのせて
duckfeet UP-Cycle
アップサイクルプロジェクト

 

長野県 御代田町で、duckfeetを販売いただいている「lagom」(https://lagom-miyota.com )のオーナー須長檀さんは、一人一人の "得意" と "笑顔" をデザインの源に、福祉とアートをつなぐ活動をされています。

 

⚫︎ konst
  https://konst.jp

 

福祉施設に通われる方々とのアート・ワークショップから生まれる多彩でのびやかな表現は、ダイナミックで繊細で、驚きや悦びと、ささやかで大きな "思いがけなさ" に溢れています。誰もが、尊い表現者として毎日を生きていることに気づかせてくれる作品の数々は、病院のお薬手帳から衣服や文具といった暮らしの道具に起用され、様々なシーンで、私たちの感性を開くひかりを世界にもたらしてくれています。

そんな機会を、社会の色々な場面に仕掛けて広げる konstさんのご協力をいただいて、この夏、「靴のアップサイクルプロジェクト」がはじまりました。

プロジェクトに共感した本国デンマークから届いた、正規の販売ルートに乗らなくなった duckfeet の靴たち。受け取ったクリエイターのみなさんの手元から、世界に一つのアートを纏った "一足" が生まれています。

今後、様々な方法でみなさまにご紹介いたします。
ぜひ楽しみにしていてください。

 

 アップサイクルされた靴は、すべて一点ものです。〈写真提供:konst 〉
 

 

2024年11月、北海道東川町にある東川町複合交流施設「せんとぴゅあⅠ 」にて開催される展示会『konst「マチエール展」』で、本プロジェクトをご紹介いただくことになりました。

 

konst「マチエール展」
https://konst.jp/news/1836/

日 時: 2024年11月1日(金) - 11月24日(日)
    10:00-17:00
   (11/5・11/11・11/18 は休館)

会 場: 東川町複合交流施設「せんとぴゅあ」 ギャラリー2
    北海道上川郡東川町北町1丁目1番1号

主催: 写真文化首都 写真の町 東川町
コーディネーター: 渡邊雅美(北の住まい設計社)

 

duckfeetを含む14の事例について、また、konstさんが軽井沢町の福祉施設で、利用者の方と支援される方が共同で取り組む「ふたりでひとつの絵を描く」独自の創作手法について、展示とトークを通してご覧いただけます。

11月1日(金)は、デンマークから来日中の duckfeet のオーナー Kause も会場を訪問予定です。

お近くの方は、ぜひ会場へお運びください。

 

期間中、東川町の「北の住まい設計社」さんでもduckfeetをご紹介・販売いただきます。

 

\\ duckfeet POP UP
〈 2024/11/1 - 12/1 〉
 
北の住まい設計社
 https://www.kitanosumaisekkeisha.com/